2016年8月8日月曜日

HOUSE VISION 2 開催

未来の家のあり方を企業と建築家/クリエイターが協働し具現化した展覧会「HOUSE VISION 2」が7月30日より東京・青海で開催されている。
2013年に開催されたHOUSE VISIONと同じくデザイナーの原研哉氏がディレクターを、会場構成を隈研吾氏が務める。

企業と建築家/クリエイターが考えた12棟を展示。それぞれの特徴を生かした展示になっている。

[吉野杉の家]Airbnb×長谷川豪
[吉野杉の家]はHOUSE VISION終了後、吉野川のほとりに移築され、Airbnbに登録され宿泊予約を受け付ける予定。

[の家]パナソニック×永山祐子

[棚田オフィス]無印良品×アトリエ・ワン

[遊動の家]三越伊勢丹×谷尻誠・吉田愛

[賃貸空間タワー]大東建託×藤本壮介

[凝縮と開放の家]LIXIL×坂茂

[中と外の間/家具と部屋の間]TOTO・YKK AP×五十嵐淳・藤森泰司

[グランド・サード・リビング]TOYOTA×隈研吾

8月28日まで



2016年7月26日火曜日

木のパーティション 西沢立衛+金田克弘

オカムラデザインスペースR(ホテルニューオータニガーデンコート内)にて、建築家西沢立衛氏と構造エンジニアの金田克弘氏による企画展「木のパーティション 西沢立衛+金田克弘」が開催されている。
会場全体を埋めつくす檜の香り。

檜の丸太を2mm厚に削りだした全長300mにもなるパーティションは、薔薇の花びらの様に幾重もの層になって会場全体を埋め尽くしている。
パーティション内部は人ひとりが歩けるほどの間隔があり、実際歩くことが可能。
図面を元に配置をしているが、大まかな間隔を捉えるのみに使用し、パーティション外側に節の模様が来るように配置。
パーティションの波形は、当初、型枠を用いて行っていたが、手で形を付けていく方がうまくいくので、この方法に変更になった。

打ち合わせスペースに使用したイメージ。


8月5日まで。

2016年7月19日火曜日

「創立130周年記念 2016年日本建築学会賞[作品]受賞者記念講演会」開催


 7/6  三田の建築会館で、創立130周年を迎える建築学会の学会賞受賞者による記念講演会が開催された。2016年の受賞者は、以下の通り。

●『流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館』
【受賞者:赤松佳珠子(法政大学教授、CAt/()シーラカンスアンドアソシエイツ代表取締役/小嶋一浩(横浜国立大学大学院Y-GSA教授、CAt/()シーラカンスアンドアソシエイツ代表取締役)】
●『武蔵野プレイス』       
【受賞者:比嘉武彦(kwhgアーキテクツ主宰)/川原田康子(kwhgアーキテクツ主宰)】
●『竹林寺納骨堂』
【受賞者:堀部安嗣(()堀部安嗣建築設計事務所代表取締役社長)】

「作品を語る」という副題の通りに、各受賞が受賞作品に懸けた想いや考え方について以下のように語った。






『流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館』を設計した赤松、小嶋両氏は、「人口増加が著しく設計の基本条件が変動し、なかなか骨が折れた」と語った。
『武蔵野プレイス』を設計した比嘉、川原田両氏は「武蔵のプレイスは『居場所』の集合体」、「人を包む」が一つのテーマと語った。また、2004年のプロポーザルから政治的な紆余曲折や姉歯問題の影響を受けたがなんとか完成にこぎつけたと語った。
『竹林寺納骨堂』を設計した堀部氏は、「歴史的な立派なものを見ると、到底自分は敵わないという前向きなあきらめを感じてしまう」と語った。また、木の根を迂回するアプローチは、人の前に自然があることを考えさせるようにしたと語った。納骨堂が学会賞を受賞するのは今回が初めてだ。

最後に、学会賞はどうあって欲しいかと問われ赤松氏は「建築の力を信じられるものであって欲しい」、小嶋氏は「何年経っても人や社会に響くもの」、比嘉氏は「建築に何が可能か常に問いかけて欲しい」、川原田氏は「建築の力で社会に影響を与えられる、社会に還元できるもの」、堀部氏は「建築は物理的な大きさではない、建築のあり方を示していって欲しい」とそれぞれ答えた。

2016年7月7日木曜日

早稲田大学「ル・コルビュジエ ロンシャンの丘との対話」展

早稲田大学會津八一記念博物館にて開催中の「ル・コルビュジエ ロンシャンの丘との対話」展へ。
昨年の没後50年「写真家としてのル・コルジュジエ」展に続き、20世紀モダニズム建築を代表する偉大なアーキテクトの業績を顕彰する展覧会。
早稲田大学ル・コルビュジエ実測調査研究会は、2013年度より〈ロンシャンの礼拝堂とその建築群〉の継続的調査を行なっている。今回は、研究会による代表作《ロンシャンの礼拝堂》完成後初の実測調査の記録を中心に、ル・コルジュジエ愛弟子の一人で早稲田大学建築学科教授だった吉阪隆正の仕事も併せて展示。《ロンシャンの礼拝堂》〈ノートルダム・デュ・オー礼拝堂〉に残されている、現場でル・コルビュジエが実際に使用した貴重な青図がみどころ。
1F企画展示室
青図は、会場内に設置されているiPadにも保存してあり、自由に拡大してみたりすることもできる。
2F常設展示室内 東側
ル・コルビュジエのアトリエで吉阪自身が担当して描いた図面と日記帳などを展示。
7/2(土)は、プレス向けの発表及びシンポジウムⅠ「ロンシャンの丘の実測調査 + ル・コルビュジエと吉阪隆正」も開催され、多くの人が来場した。(写真下:左より、古谷誠章氏、塚原史氏、白石哲雄氏)
展覧会は8/7(日)まで。会期中の7/16(土)には現場の様子に詳しいジャン-フランソワ・マテ氏をロンシャンより招きシンポジウムⅡ「ル・コルビュジエ ロンシャンの丘との対話」も開催。

2016年6月29日水曜日

「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」企画発表

今年の秋(9/17~11/20)に、茨城県北地域6市町(日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町)を舞台とした、初めての国際芸術祭「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」が開催。開催に先立ち企画発表が6/28に都内でされた。テーマは「海か、山か、芸術か?」。東京23区の2.6倍の広さ(1,652K㎡)のエリアで、参加アーティストは新規性・話題性のあるアーティストから一般公募まで80を超え、約100点の作品を展示する。
建築家で日立市出身、日立駅の設計も手掛けている妹島和世氏も参加アーティストの一人で、山側の大子町にて藤棚の下にある足湯を設計する。発表会では「足湯の設計は初めて」「ゆっくりと足湯につかってもらいながら、茨城の良さを感じてもらいたい」などと話した。
(写真左:茨城県知事の橋本昌氏、写真右:建築家の妹島和世氏)
会期中利用できる日帰りできる周遊バスの運行や、ホテルや旅館の宿泊割引クーポンの発行も計画中。

2016年6月24日金曜日

21_21 DESIGN SIGHT「土木展」

六本木にある、21_21 DESIGN SIGHTで本日6/24より開催の「土木展」の内覧会が6/23に行われた。
本展は、人の毎日の暮らしとつながっているにもかかわらず、それを実感する機会は多くない“土木”について、改めて見つめ、再発見と実感を通して、より良い未来を考えるきっかけとなるよう企画された展示会。展覧会ディレクターで全国の駅舎や橋梁の設計、景観やまちづくりなどのデザインを手がけ、土木と建築分野に精通する西村浩氏をはじめ、土木のエキスパートたちによる展覧会企画チームと、参加作家のデザイナーやアーティストがリサーチを行い、幅広く多くの人に楽しみながら土木を知ることのできる展示内容となっている。
以下、展示の一部紹介。

●都市の風景
まずは日々の暮らしや、それに必要なものの移動を支えている土木について、都市のインフラを意識させる作品の展示。
写真左:「渋谷駅解体」、「新宿駅解体」、「東京駅解体」 田中智之(建築家)
写真右:「六甲山からの眺望」 ヤマガミユキヒロ(アーティスト)
●土木オーケストラ
日本の高度経済成長期を支えた土木の工事現場の記録映像を、現代の土木映像へとつなぐシンフォニー。一緒に展示された工事現場で使う道具や素材などと合わせて、土木がつくられていく現場を想像できる。
写真左:「土木オーケストラ」 ドローイングアンドマニュアル(クリエイティブチーム)
写真右:「土木の道具」 ワークヴィジョンズ(西村 浩、林 隆育)(クリエイティブ集団)
●土木の行為
土木に結びつく“ほる”“つむ”“まもる”などの行為をテーマに、参加作家が様々な形で表現。作品を通して土木の行為を体感できる。
「土木で遊ぶ:ダイダラの砂箱」 桐山孝司(東京藝術大学大学院映像研究科教授)桒原寿行(東京藝術大学COI特任助手)は砂場遊びを通して土木の設計者となれる映像インスタレーション。
体験しながら土木に触れることの出来るスペースの壁面には、それぞれの行為に基づき、土木写真家・西山芳一氏による写真4枚が迫力のあるスケールで展示。
(1Fのショップに「土木写真家 西山芳一が選ぶ名土木マップ」の展示もあり)
「つなぐ:渋谷駅(2013)構内模型」 田村圭介(建築家)+昭和女子大学環境デザイン学科 田村研究室
この模型と最初の「渋谷駅解体」を交互で見ることで、渋谷駅の構造がよくわかる。
●土木を愛する
マガジン、漫画、食とあらゆる角度から土木を愛でる。土木をもっと楽しむヒントが詰まったセクション。
写真左:「ダムとカレーと私」出演:宮島 咲/映像:ドローイングアンドマニュアル/制作協力:柿木原政広
写真右:「現場で働く人たち」 株式会社 感電社+菊池茂夫(写真家)
●日本一・世界一
「青函トンネルの断面図」、「ゴッタルドベーストンネルの断面図」 柿木原政広
日本と世界を代表する2つの長大トンネルを通じて、日本と世界の土木技術の粋を感じ取ってもらう展示。
その他にも、土木関係でない人や小さい子供から大人まで、楽しみながら土木にふれることのできる充実した内容。会場1Fのショップでは、展覧会のためにつくられた特別グッズも販売中。
会期中はギャラリートーク、ワークショップの関連プログラムも多々あり。会期は9/25まで。

2016年6月22日水曜日

カラーワークス「FARROW&BALL」新色発表会

スペースFS汐留にて、カラーワークスが取り扱う「FARROW&BALL」新色発表会が6/17に開催された。「FARROW&BALL」は、最高の素材と手法を使ってペイントと壁紙を製造している英国のブランドで創立70年目を迎える。
今年の9色の新色は、ソフトなニュートラルや落ち着いたパステルから、しっかりとした明るさまたは暗さにあふれた色まで、現在のカラーファミリーを補完し、かつカラーパレットにアクセントを加える。各色がユニークなストーリーがあり、それぞれ名前が付けられている。
写真(下)の一番右はSalon Drabは、お客さんからもっともリクエストの多かった色で、伝統的な19世紀の暖かい、くすんだ色。
新色発表とあわせて牧野健太郎氏のトークショーも行われ、日本の伝統色である浮世絵の青について話された。
新色が加わり全132色の展開となった「FARROW&BALL」。新色はカラーワークスのショールームでも見ることができ、色選びのアドバイスなどもしてもらえる。