2016年9月16日金曜日

新豊洲 Brillia ランニングスタジアム現場見学会

東京都江東区豊洲にて施行中の「新豊洲 Brillia ランニングスタジアム」現場見学会が9月13日に行われた。
この施設は競技用義足の開発および障がい者トップアスリートの強化訓練、子供から高齢者までがスポーツなどを楽しむことが出来る。
全長109.3mのうち、スポーツ練習場として60m6レーンランニングトラック、競技用義足の調整室が設けられる。
解体組み立てを考慮した当施設の構造はRC造+木造+S造。
屋根はギャンブレル形状のカラマツ集積材ユニット+ETFE下地フレーム構造。
屋根材には2層の膜を空気圧(常時内圧300pa・送風設備有)によりレンズ状に膨らませるクッション形状のETFE膜屋根を使用。
ETFE膜へダクトから送風する。
ETFE膜屋根モックアップ。人が載っても大丈夫との事。

クッションタイプにすることで一重よりもスパンをとばせ、風雪への抵抗性を高めている。
ETFE膜屋根は2m×アーチ半分11m(妻側スパンのみアーチ全面22m)
建築設計:武松幸治+E.P.A 環境変換装置建築研究所
建築事業主:太陽工業株式会社

2016年12月オープン予定。
新豊洲 Brillia ランニングスタジアム

建築家と建てる家展 feat.「渡辺篤史の建もの探訪」

リビングデザインセンターOZONEでは、「知ってほしい、もっといい家 インテリア。」フェアの連動展示として、建築家と建てる家展 feat.「渡辺篤史の建もの探訪」を開催中(10月11日まで)
1989年にスタートしたテレビ番組「渡辺篤史の建もの探訪」に登場し、自社サービスの「OZONE家design」でも活躍する建築家の住宅事例を、映像やパネルで紹介している。

  
事例の紹介を通じて、依頼者の生活がいきいきと輝くような空間をつくり上げていく建築家の創造力と設計力の頼もしさや、建主の暮らしや個性を読み解き、唯一無二の住まいを提案してくれる建築家と家を建てることの楽しさが、存分に伝わる展示となっている。


出展している建築家と作品

□ 7人家族が暮らす大きな箱
石川淳(株式会社 石川淳建築設計事務所

□ 3つの坪庭がある家
今城由紀子・今城敏明(イマジョウデザイン一級建築士事務所

□ 屋内に路地をつくった家
加藤詞史・与倉亜紀子(株式会社 加藤建築設計事務所

□ 上下に広がる9.7坪の家
川辺直哉(川辺直哉建築設計事務所

□ 快適!土間とスノコ床の家
菰田真志・菰田晶(有限会社 菰田建築設計事務所

□ 公園を庭に パノラマ窓の家
角倉剛(有限会社 角倉剛建築設事務所

□ 巨大アーチ型 本棚の家
西久保毅人(一級建築士事務所 ニコ設計室 株式会社

□ のぼれる斜め本棚の家
藤井伸介(藤井伸介建築設計室

□ 外から中まで緑が連続する家
堀内雪(株式会社 スタジオCY

□ 古民具が似合う懐かしい家
安井正(クラフトサイエンス一級建築士事務所


「知ってほしい、もっといい家 インテリア。」フェア 連動展示
建築家と建てる家展 feat.「渡辺篤史の建もの探訪」

会期:2016年9月15日(木)~10月11日(火) ※水曜日(祝日を除く)休館
時間:10:30~19:00
会場:リビングデザインセンターOZONE(3F OZONEウェルカムプラザ)
    〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
入場:無料
主催:リビングデザインセンターOZONE
協力:株式会社 日本ケーブルテレビジョン、株式会社 建報社


2016年9月15日木曜日

青木茂建築工房「(仮称)早宮サンハイツリファイニング工事」解体現場見学会

練馬区早宮で青木茂建築工房が進行中「(仮称)早宮サンハイツリファイニング工事」の解体現場見学会へ。青木茂氏は、“リファイニング建築〈再生建築〉”の提唱者で、リファイニング建築については、事務所HP内コンセプト参照。

 (以下斜体、計画概要について配布資料より)
本計画は、昭和52年に新築された共同住宅を耐震補強と同時に増築・大規模の模様替え・大規模の修繕の工事種別で検査済証を再度取得するリファイニング計画です。当建物は耐震性の問題、老朽化が進行していることから、オーナーは、建替を含めて三井不動産、青木茂建築工房と総合的に検討した結果、コスト削減、相続対策、環境負荷低減につながり、バリアフリー化も可能となるリファイニング建築の手法を選択されました。計画内容としては、現在のニーズに合う間取りへの変更、内外装及び設備の一新、共用廊下の段差解消・エレベータ新設によるバリアフリー化、現行法令へ適合させるための各種工事等になります。耐震補強計画の特徴は大きく4つあり、廊下側の耐力壁厚を120→150に変更、Exp.J幅を60→130に拡幅、既存塔屋及びRC階段の撤去(鉄骨階段新設)と既存エントランス庇等の撤去による軽量化により、耐震指標Is値を0.6以上確保することが挙げられます。行政対応としては建築基準法適合状況報告書12条5項報告書、建築確認申請及び耐震評定の取得を行いました。なお、緊急輸送道路沿いの建物として耐震助成金の交付が予定されております。 2017年1月末日には建物全体にて検査済証を取得する予定で、三井不動産レジデンシャルリースがサブリースすることになります。
既存建物の写真(写真上:エントランス、下左・右:全体外観)
●エントランスの庇をカット≪現在の様子とイメージパース≫
既存エントランス庇は撤去により軽量化を計り、重たい雰囲気をシャープな庇と軽やかな雰囲気をシャープな庇とガラスにより軽やかな雰囲気に一新。(イメージパースは、青木茂建築工房提供)
●外観≪現在の様子とイメージパース≫
●既存塔屋(RC階段室)を撤去して新設の鉄骨階段とエレベーターを設ける
既存建物は計画当初エレベーター付きの6F建てを想定したが、4F建てに変更したためエレベーターを止めて必要以上に大きな階段となった経緯があった。今回の計画では階段室の外壁は残して、新設の鉄骨階段とエレベーターを設け、バリアフリー化する。
●妻壁は開口部の位置・大きさを変更及び閉塞。
●廊下側の壁はすべて解体をし、厚みを120mmから150mmに変更、新規の耐震壁とする。
その他、エキススパンションジョイントの幅を60mmから130mmに拡幅、間取りの変更や設備を一新などの内容で工事が進んでいる。竣工は、2017年1月末の予定。
青木氏がリファイニング建築をはじめて、30年ほど経とうとしている。最初は、プレゼンをしても1割ほど人しかリファイニングを選択する人がいなかったが、今では3~4割と増えてきているとのこと。今回のオーナーは、建替を含め悩んでいたところ、奥様が首都圏ニュースにて青木氏の特集をみたことをきっかけにお願いすることに至った。竣工した様子も、本ブログにて掲載予定。

2016年8月8日月曜日

HOUSE VISION 2 開催

未来の家のあり方を企業と建築家/クリエイターが協働し具現化した展覧会「HOUSE VISION 2」が7月30日より東京・青海で開催されている。
2013年に開催されたHOUSE VISIONと同じくデザイナーの原研哉氏がディレクターを、会場構成を隈研吾氏が務める。

企業と建築家/クリエイターが考えた12棟を展示。それぞれの特徴を生かした展示になっている。

[吉野杉の家]Airbnb×長谷川豪
[吉野杉の家]はHOUSE VISION終了後、吉野川のほとりに移築され、Airbnbに登録され宿泊予約を受け付ける予定。

[の家]パナソニック×永山祐子

[棚田オフィス]無印良品×アトリエ・ワン

[遊動の家]三越伊勢丹×谷尻誠・吉田愛

[賃貸空間タワー]大東建託×藤本壮介

[凝縮と開放の家]LIXIL×坂茂

[中と外の間/家具と部屋の間]TOTO・YKK AP×五十嵐淳・藤森泰司

[グランド・サード・リビング]TOYOTA×隈研吾

8月28日まで



2016年7月26日火曜日

木のパーティション 西沢立衛+金田克弘

オカムラデザインスペースR(ホテルニューオータニガーデンコート内)にて、建築家西沢立衛氏と構造エンジニアの金田克弘氏による企画展「木のパーティション 西沢立衛+金田克弘」が開催されている。
会場全体を埋めつくす檜の香り。

檜の丸太を2mm厚に削りだした全長300mにもなるパーティションは、薔薇の花びらの様に幾重もの層になって会場全体を埋め尽くしている。
パーティション内部は人ひとりが歩けるほどの間隔があり、実際歩くことが可能。
図面を元に配置をしているが、大まかな間隔を捉えるのみに使用し、パーティション外側に節の模様が来るように配置。
パーティションの波形は、当初、型枠を用いて行っていたが、手で形を付けていく方がうまくいくので、この方法に変更になった。

打ち合わせスペースに使用したイメージ。


8月5日まで。

2016年7月19日火曜日

「創立130周年記念 2016年日本建築学会賞[作品]受賞者記念講演会」開催


 7/6  三田の建築会館で、創立130周年を迎える建築学会の学会賞受賞者による記念講演会が開催された。2016年の受賞者は、以下の通り。

●『流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館』
【受賞者:赤松佳珠子(法政大学教授、CAt/()シーラカンスアンドアソシエイツ代表取締役/小嶋一浩(横浜国立大学大学院Y-GSA教授、CAt/()シーラカンスアンドアソシエイツ代表取締役)】
●『武蔵野プレイス』       
【受賞者:比嘉武彦(kwhgアーキテクツ主宰)/川原田康子(kwhgアーキテクツ主宰)】
●『竹林寺納骨堂』
【受賞者:堀部安嗣(()堀部安嗣建築設計事務所代表取締役社長)】

「作品を語る」という副題の通りに、各受賞が受賞作品に懸けた想いや考え方について以下のように語った。






『流山市立おおたかの森小・中学校、おおたかの森センター、こども図書館』を設計した赤松、小嶋両氏は、「人口増加が著しく設計の基本条件が変動し、なかなか骨が折れた」と語った。
『武蔵野プレイス』を設計した比嘉、川原田両氏は「武蔵のプレイスは『居場所』の集合体」、「人を包む」が一つのテーマと語った。また、2004年のプロポーザルから政治的な紆余曲折や姉歯問題の影響を受けたがなんとか完成にこぎつけたと語った。
『竹林寺納骨堂』を設計した堀部氏は、「歴史的な立派なものを見ると、到底自分は敵わないという前向きなあきらめを感じてしまう」と語った。また、木の根を迂回するアプローチは、人の前に自然があることを考えさせるようにしたと語った。納骨堂が学会賞を受賞するのは今回が初めてだ。

最後に、学会賞はどうあって欲しいかと問われ赤松氏は「建築の力を信じられるものであって欲しい」、小嶋氏は「何年経っても人や社会に響くもの」、比嘉氏は「建築に何が可能か常に問いかけて欲しい」、川原田氏は「建築の力で社会に影響を与えられる、社会に還元できるもの」、堀部氏は「建築は物理的な大きさではない、建築のあり方を示していって欲しい」とそれぞれ答えた。

2016年7月7日木曜日

早稲田大学「ル・コルビュジエ ロンシャンの丘との対話」展

早稲田大学會津八一記念博物館にて開催中の「ル・コルビュジエ ロンシャンの丘との対話」展へ。
昨年の没後50年「写真家としてのル・コルジュジエ」展に続き、20世紀モダニズム建築を代表する偉大なアーキテクトの業績を顕彰する展覧会。
早稲田大学ル・コルビュジエ実測調査研究会は、2013年度より〈ロンシャンの礼拝堂とその建築群〉の継続的調査を行なっている。今回は、研究会による代表作《ロンシャンの礼拝堂》完成後初の実測調査の記録を中心に、ル・コルジュジエ愛弟子の一人で早稲田大学建築学科教授だった吉阪隆正の仕事も併せて展示。《ロンシャンの礼拝堂》〈ノートルダム・デュ・オー礼拝堂〉に残されている、現場でル・コルビュジエが実際に使用した貴重な青図がみどころ。
1F企画展示室
青図は、会場内に設置されているiPadにも保存してあり、自由に拡大してみたりすることもできる。
2F常設展示室内 東側
ル・コルビュジエのアトリエで吉阪自身が担当して描いた図面と日記帳などを展示。
7/2(土)は、プレス向けの発表及びシンポジウムⅠ「ロンシャンの丘の実測調査 + ル・コルビュジエと吉阪隆正」も開催され、多くの人が来場した。(写真下:左より、古谷誠章氏、塚原史氏、白石哲雄氏)
展覧会は8/7(日)まで。会期中の7/16(土)には現場の様子に詳しいジャン-フランソワ・マテ氏をロンシャンより招きシンポジウムⅡ「ル・コルビュジエ ロンシャンの丘との対話」も開催。