2014年6月25日水曜日

座会 前田×前田

建築家・前田紀貞氏が経営するバー・典座(TENZO)にて、三ヶ月毎に開催される「座会」
今回はUID代表・前田圭介氏との座会が開かれた。(6月22日)
第一部は前田圭介氏のプレゼンから始まった。生まれ故郷であり、事務所のある広島県福山市の現状を、福山城があるが文化に関心が低いと述べ、再開発が行われる事で懐かしい風景が変わっていく事に対し、価値観が生れる建築を作っていると述べた。
建築とはいかに気持ち良い場所、何気ない時間の積み重ねが出来る場所を作ることが重要と述べた。
森×hakoや保育園Peanuts、後山山荘等の設計秘話、前田氏自身の現場監督の経験や福山での商店街再生は興味深い内容だった。
行政の縦割りを可視化
第二部は前田紀貞氏と前田圭介氏とのトーク。前田圭介氏が様々なコンテストに応募するのは、審査員の多くが東京の建築家であり、審査の際に福山まで見に来てもらいたい気持ちと、受賞の際は地元マスコミへニュースリリースとして送付し、文化に関心の低い地元の人達に、こんな建築家がいる事を分からせたい気持ちからだと述べた。
前田紀貞氏は、前田圭介氏のプレゼンを聞き、人間として真っ当に生きている。腹のくくり方が表に出ないのが良いと述べた。
第二部終了後は交流会となり、お酒を飲みながら深夜まで座会は続いた。

2014年6月18日水曜日

日本ライティングコーディネート協会 懇談会

京王プラザホテルにて日本ライティングコーディネート協会(JLCA)主催の懇談会が6/13に開催され、賛助会員とアドバイザリースタッフを交え、今後の協会活動についての意見交換が行われた。
 同協会は2006年より設立され“ライティングコーディネーター”の育成と照明に関する先端技術の普及活動を行っており、今年で受講者数も2000人を超えた。懇談会では、今後の事業運営についてオープンセミナーを地方会場でも開催することや、卒業した受講者のつながりを設けることなど資格取得後のフォローアップについても話された。

“ライティングコーディネーター”は短期集中講座制度もあり、受講資格要件を満たす人は最短で二日で取得が可能。 詳細は協会HPにて。

2014年6月10日火曜日

arflex「New Model Exhibition 2014」

恵比寿にあるアルフレックスショップ東京にて新製品展示会が開催された。
アルフレックスでは、その時代のライフスタイルにあわせてテーマ設定を更新しながら展示会を行っており、今回のテーマは「My Contemporary Life」で自分らしいこれからを作るスタイルを提案する。

新製品は〈arflex〉ブランドからソファ・チェアなどの新製品8アイテムと〈Riva1920〉ブランドの無垢材を中心としたテーブル・収納などの8アイテム。さらにインテリアにおけるガラス製品のパイオニア〈GLAS ITALIA〉社製品の一部取り扱いを開始する。

新作の一部を紹介。
ソファ「MAGENTA」
ミラノの通りの名から名付けられたソファはミラノで活躍するセルジオ・ブリオスキ氏のデザインで、脚部はモダンでアームはクラシカルなディテール。脚の高さは、現代人の所作にあわせた通常より高めのハイタイプと低めのリラックス感のあるロータイプの2種ある。
パーソナルソファ「GIULIO」
わざと背面にしわ寄せをし、包み込むような印象に仕上げられた。
張地は表面・裏面・パイピングをセレクト可能でオリジナルの組み合わせを楽しめる。
ダイニングチェア「RUNE」、ダイニングテーブル「FIORD」
彫刻的なフォルムが特徴のチェアとテーブルは藤森泰司氏のデザイン。チェアの木目が見える白は新色ラインラップのビアンコオーク色。
チェア「DAHLEM」
ドイツのデザイナーコンスタンチン・グルチッチ氏のデザインの「木」だけで構成されるチェア。日本の家具メーカーとは、初めてのコラボレーション。特徴的な肘掛は、すこし小さすぎるようにみえるが座ってみるとしっかりと肘をかけることができ、デザインだけでなく座り心地も計算されていることがわかる。
他、名古屋・大阪・福岡・札幌にても開催予定。詳細はホームページより。

2014年6月9日月曜日

「MARUNI COLLECTION 2014」東京展

東日本橋にあるマルニ木工東京ショールームにて開催中「MARUNI COLLECTION 2014」のレセプションが5/29に開催された。ミラノサローネにて発表した新作の国内初披露の展示会。 2008年より発表している「MARUNI COLLECTION」はダイニングシーンを中心に展開をしてきたが、今年は2種類のリビングアイテムを発表。レセプションにはデザイナーの深澤直人氏、ジャスパー・モリソン氏も参加した。

Roundishスリーシーターソファ(デザイン:深澤直人)
※2014年7月1日(火)受注開始予定
以前から販売をしているダイニングアイテムRoundishシリーズにリビングアイテムのソファが登場。
ソファの両隅がふっくらと丸み帯びており、包み込まれるようなデザイン。
Brunoスリーシーターソファ(デザイン:ジャスパー・モリソン)
フレームにはクッションと座り心地を良くするためのメッシュ以外は、すべて木材を使用しているマルニ木工の木工技術を活かしたシンプルなソファ。
※2014年7月1日(火)受注開始予定
またダイニングアイテムもバリエーションを増やし販売を開始する。

HIROSHIMA アームチェア(板座)/オーク材(ナチュラルブラック)(デザイン:深澤直人)
HIROSHIMAシリーズのナチュラルブラック色。
Lightwood チェア(メッシュシート)/アッシュ材(デザイン:ジャスパー・モリソン)
Lightwoodシリーズに木肌が白く、清涼感を与えてくれるアッシュ材が新たに加わった。
Roundishチェア(デザイン:深澤直人)
すでに販売をしているRoundishチェアに新しく座面のみ張座仕様のタイプ
写真提供:株式会社 マルニ木工 撮影者:川部米応

2014年6月6日金曜日

「窓学“WINDOWSCAPE”展 ~窓の研究プロセスからミラノサローネまで~」

東京ミッドタウンのデザインハブにて開催中「窓学“WINDOWSCAPE”展 ~窓の研究プロセスからミラノサローネまで~」(主催:YKK AP 窓研究所)のプレス向け内覧会へ。

この展覧会は国内では初めての窓に関する“窓学”の研究展示で、東京工業大学塚本研究室とYKK APの約7年間にわたる共同研究成果を豊富な資料とエピソードを交えて紹介している。
“窓学”という言葉は窓を学問として探求していくことを目的にYKK AP代表取締役会長の吉田忠裕氏が発案したもの。
世界約100都市を対象とした窓学の展示は10のゾーンに分かれており、展示場の半分を占めるこちらは“窓と旅のコーナー”。
窓学の調査旅行の資料・写真・ドローイングを展示。その他、現地での思い出深い品々も一緒に展示されている充実した内容でその地域の雰囲気も感じとれる。
壁面の“窓と街並みの系譜学”では、地域ごとに特徴ある窓が反復することで形成されている街並みが展示。
また本展覧会は、ミラノサローネで発表した“WINDOWSCAPE”展の帰国展も兼ねており、会場の一番奥のスペースでアトリエ・ワン設計の窓のインスタレーションや現地での模様を模型や記録映像などにより紹介している。
ミラノサローネの展示舞台となったミラノ大学は、もともと12~13世紀に修道院として建てられたのものが病院となり、大学に改修された歴史ある建物。中庭に面するポーティコ(回廊)のアーチをつなぐようにつくられたもうひとつ回廊のインスタレーション。内部に入るといくつもの窓と様々な角度のガラス面が空間を構成しており、万華鏡のように窓やうつりこむ人が反射して映し出される空間。連日、撮影をする多くの来場者で賑わったという。
インスタレーションの他、自由に持ち帰れる世界の窓のポスターも設置。現地イタリアの窓のポスターが一番人気があった(下写真、一番右のポスター)。その窓のポスターも展示されており持ち帰ることができる。
内覧会の後は、オープニング記念講演「“窓学”の始まり」が開催され、研究をはじめた当初の話や今後の窓学の展開についても語られた。
(右から、東北大学大学院教授 五十嵐太郎氏、東京工業大学大学院准教授 塚本由晴氏、YKK AP代表取締役会長 吉田忠裕氏、YKK AP専門役員 窓研究所 所長 山本絹子氏)
会期中は、窓に関する講演やトークセッション、ワークショップもあわせて開催する。詳しい情報は公式ホームページにて。展示会は6/15まで。

2014年6月2日月曜日

「朝日住まいづくりフェア2014」

5/30~6/1の3日間、東京ビックサイトにおいて「朝日住まいづくりフェア2014」が開催され、3日間で33,046名が来場した。

昨年より規模拡大した「キッチンコンシェルジュパビリオン」
ラシックカラーズ「カラー冷蔵庫」
48色の標準色を基本に約600色から色を選んで冷蔵庫に塗装するサービスを行っている。冷蔵庫はラインナップのもの以外にも対応が可能
ヤマゼングローバル「CooK Hoodle」
ころんとした曲線のフォルムやスタイリッシュなデザインのレンジフードが展示。
フネンアクロス「グリーンハイキ」
天井ではなく、コンロ近くの壁面に取り付ける換気扇はにおいや油煙を効率良く捕集し、お手入れも簡単な製品。

日本ペイント「ROOMBLOOM」
暮らしを考えるための新しいペイント「ROOMBLOOM」が初出展。OZONEにあるショールームでは色を使ったワークショップも随時開催中。

ピーエス「PS HR(E)」
鏡つきのヒーターやタオルウォーマーを展示。サイズ・カラーのオーダーメイドも行っていてデザイン性の高い製品。
ウッド建材「BDハンディーストーン」
ドイツで開発された特殊技術を使って天然の岩石を薄く剥がしたシート材。岩石の意匠を保ちつつも加工が簡単で柔軟な対応ができる製品。
オイレスECO「サンシャディ」
外付ブラインド「サンシャディ」は、一つでシャッターとブラインド機能を兼ねそろえる製品。ルーバーの角度を変えて空気環境の調整したり、丈夫なアルミ製で暴風雨にも耐えられるような設計になっている。
次年度開催は、6/5(金)~6/7(日)を予定。