2015年1月23日金曜日

TOTOギャラリー・間「TANGE BY TANGE 1949-1959/丹下健三が見た丹下健三」

戦後を代表する建築家 丹下健三の没後10年の節目として、展覧会「TANGE BY TANGE 1949-1959/丹下健三が見た丹下健三」のプレス内覧会がTOTOギャラリー・間で開かれた。


本展では、丹下健三の処女作である「広島平和会館原爆記念陳列館」のプロジェクト開始から初期代表作のひとつ「香川県庁舎」の完成までの10年間に焦点を当て、丹下自らが撮影したコンタクトシートが展示されている。
 



コンタクトシートのいくつかには、トリミングラインが引かれており、丹下自身が引いたものだということだった。そのほとんどが一本で迷いなく線が引かれているが、まれに2本になっていたりと丹下本人がどのトリミングラインにするか迷ったことが窺える。
本展を監修した岸 和郎氏は「何故このトリミングラインにしたのか、建築家の視点で考えてみてほしい。半世紀を越え、生のメッセージをダイレクトに受け取ってほしい。」と語った。

 外部の展示スペース


 丹下がヘリコプターで上空より撮影した成城の自邸

 展示のレイアウトは、壁面の年表の延長線上に時系列ごとに配置されている。


一般公開は1月23日(金)~3月28日(土)まで
また、本展と併せて丹下氏の10回忌に当たる2015年3月22日(日)に記念シンポジウム「丹下健三没10年『今、何故、丹下なのか』を問う」を開催する。 
※シンポジウムは事前申込制。定員は350名。

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