2015年6月30日火曜日

日本ライティングコーディネート協会 懇談会・懇親会

6/26日本ライティングコーディネート協会(JLCA)主催の懇談会および懇親会が、京王プラザホテルにて開催された。賛助会員、顧問、アドバイザリースタッフらが集い、今後の協会活動についての意見交換を行なった。
議題は「リニューアル及び新築住宅に求められるライティングと協会」について。

快適な住空間とは“統一された空間”であるとして、「今後は住空間に携わる各メーカーがもっとタイアップして空間づくりをしていくべきではないか」との意見や、「照明は設備ではなくインテリアである。低価格での販売ではなく消費者への高い満足度の提供を目指すべきでは」などといった意見があがった。
同協会は2006年より設立され“ライティングコーディネーター”の育成と照明に関する先端技術の普及活動を行っている。“ライティングコーディネーター”の資格は、同協会主催の資格認定講座を受講することで取得が可能。通常は取得まで半年ほどかかるが、要件を満たしていれば、短期集中講座制度の利用で最短2日での取得もできる。詳しくはホームページへ。

2015年6月26日金曜日

「STYLE GLASS」東京ショールームオープン

リビングデザインセンターOZONEの6Fに6/22より新しくオープンした、浜新硝子株式会社の新しいショールーム「STYLE GLASS」へ。浜新硝子株式会社は、福岡県にあるガラスの加工を専門とする板ガラス総合加工メーカーで、このショールームではオリジナルブランドの内外装ガラスを展示。
建築素材、インテリアマテリアルとして、ガラスの可能性を提案しながら、これまでにない空間づくりの手伝いをするスペースとして多くの方に来場してほしいとのこと。
開館時間・定休日は、リビングデザインセンターOZONEに準ずる。

2015年6月22日月曜日

田代合金所×スタジオタチバナ『橘智哉展“たちばな”一年の軌跡』

6/19、田代合金所ショールームにて行われている『橘智哉展“たちばな”一年の軌跡』展へ。


体に優しく、安全な金属で独特の暖かい風合いを持つ錫(すず)は、光の角度と種類によって様々な表情を見せてくれる金属。そんな錫を、一枚一枚、職人達の手によって鋳込んでつくられているのが錫内装材コンウォールだが、そのコンウォールに綾打ちしたものが“たちばな”の作品たちである。


▲作品名:桜花流水


大正3年創業、印刷用活版地金の開発を行っていた田代合金所と、気鋭のアーティスト・橘智哉氏とのコラボレーションは圧巻だ。




▲作品名:黒炎


▲これらの模様を描くための型も自ら作成するというこだわりぶり。



田代合金所・代表取締役の田邊豊博氏。


『橘智哉展 “たちばな”一年の軌跡』
日時:20156月17日~30日 午前11時~午後5
会場:東京都台東区寿3-1616 田代合金所ショールーム

展示中の作品は9月にイタリアで開催されるHOMI Milanoに展示予定。

橘智哉氏がコンウォールに美しい <綾打ちを施し “たちばな” が誕生して一年。
この機会にぜひ、アートに触れてみてはいかがだろうか。

yamagiwa tokyo「LE KLINTの革新 2015」 

外苑前にあるyamagiwa tokyoにて開催中の「LE KLINTの革新 2015」へ。
デンマークの照明ブランド“LE KLINT”の、秋の新作<CACHE(キャシェ)>シリーズと人気の<SWIRL(スワール)>シリーズの新アイテムをメインに、会場の空間コーディネートはインテリアスタイリストの作原文子氏が手掛けた展示会。 新商品は9月より販売だが、6/30(火)までの間、YAMAGIWA各ショップ&ショールームおよびヤマギワオンラインストアにて数量限定で先行予約も実施しており、期間中に予約をした人には8月に商品が届く。
会場の入り口には、20世紀初めに建築家のP.V.イエンセン・クリントが、アルコールランプの光を和らげるため、紙を規則的に折り上げてつくった手作りのランプシェードの写真などLE KLINT初期の写真が展示。
秋の新作<CACHE(キャシェ)>シリーズ
「Caché」はフランス語で「かくれんぼ」という意味で、名前の通り、釣鐘型の本体に伝統的なLE KLINTシェードが隠れているユニークなデザインのシリーズ。ブラックとグレーの2色でフロアスタンドとペンダント(3サイズ)で展開。
<SWIRL(スワール)>シリーズ
螺旋を描く彫刻的な造形から放たれる拡散光と透過光が特徴的で2013年から販売している<SWIRL(スワール)>シリーズでは、シーリングタイプが新登場。螺旋のかたちはカタツムリの殻や自然界に多くみられるフィボナッチ数をモチーフにデザイン。
ちなみに<MODEL 172>の波型は三角関数のグラフのラインがモチーフになっているとのこと。
また参考商品として、シェードがゴールド・シルバー・サクラ・漆、の4色のものが展示。会期中に来場者にどの色が好きか意見を伺うとのこと。
展示会の会期は6/30(火)まで。

2015年6月19日金曜日

石巻工房 東京ショールームオープン

6/17より石巻工房 東京ショールームが文京区小石川にオープンした。
(写真はすべて前日6/16に開催の内覧会の様子)
石巻工房は、2011年に宮城県石巻市沿岸部の商店街で生まれた「地域のものづくりの場」で東日本大震災による津波によって大きな被害を受けたエリアにおいて、当初は東京のデザイナーを中心とした有志が補修道具や木材を工房となる場に集めて提供し、復旧・復興のために自由に使える公共的な施設としてスタートさせた。 これまで石巻市にある工房の1カ所で活動を行ってきたが、東京や海外の仕事が50%以上を占めており、東京でも実物を見れるスペースが欲しいという要望もあり、今回、東京ショールームをオープンするに至った。

東京ショールームは、古い印刷所をリノベーションしたもの(石巻の工房は、文房具店を改修)で、1階には石巻工房の代表的な家具の展示と工房スペース。2階はリビングやダイニングといった暮らしのシーンで家具を展示している。
1階=石巻工房の代表的な家具の展示と工房スペース。
奥にある工具や機械で石巻工房の家具はほぼつくれるという。
2階=リビングやダイニングといった暮らしのシーンでの家具展示。
石巻工房の家具だけでなく、ハーマンミラーのチェアと一緒に並べたり、他の家具とあわせてコーディネートして提案をしていたり、雨ざらしになった状態のスツールやベンチも見ることができる。
また現在は、共同代表の芦沢啓治氏の事務所スタッフや海外インターンの学生が下宿所として使っているようだが、今後宿泊所として運営をしていくことも想定してるようだ。
シンプルなつくりの家具なので、強度や品質など誤解をもってみているデザイナーも少なくないようだが、実際にショールームに、来て体感して確かめてほしいとのこと。ショールームは事前予約制(詳細はHPより)。

2015年6月9日火曜日

アイカ工業「ミラノサローネ報告会・新柄発表会」

虎ノ門ヒルズ森タワーにて、アイカ工業の「ミラノサローネ報告会・新柄発表会」が6/4に開催された。 同社では、ミラノサローネのデザイントレンドの変遷から最新の動向までを調査し続けており、毎年このような報告会を開いている。今回は虎ノ門ヒルズでの開催で1日5回(定員:100名)のセミナーはすべて満席になるほど大盛況。(名古屋では5月末に開催済。大阪では6/25、26に開催。)
今年の家具トレンドとしては、大まかには昨年からの継続でベースカラーがベージュ~グレーの低彩度で上質なイメージ。また様々な素材を組み合わせて、素材色を活かしたコーディネートが主流になっているという。
アクセントカラーはワインレッド、グリーンを中心に多様化しており、色見本で有名なPANTONEから毎年発表される今年のテーマカラー「PANTONE 2015 Color of the Year」が“マルサラ色(茶色に近いワインレッド)”となっていることも影響しているのではとのこと。
昨年から増加傾向にある個性的な“デジタルデザイン”や“宇宙&星座”(2015年はユネスコが推進する「国際光年」)をモチーフにしたものも多くあったようだ。

その他、形状やモチーフ・素材のトレンド、照明見本市の「EURO LUCE」まで、スライドを使ってわかりやすく紹介された。(下・写真は会場で展示されていたもの)
トレンドを反映した新色のメラミン化粧板などを発表。
新商品については各ショールームにてもみることができる。

2015年6月5日金曜日

ta yu tau “檜”と“お風呂”の可能性 展

6/2ギャラリー ル・べインにて開催される「ta yu tau “檜”と“お風呂”の可能性 展」のオープニングレセプションへ。





▲会場中央に鎮座する浴槽。神聖な雰囲気を醸し出している。

日本人にとって、体を洗う場所というだけでなく、日々の穢れを祓い、心を癒す特別な場所としても大切にされてきたお風呂。しかしながら、忙しく時間の取れない現代人の入浴への価値観は変貌しつつある。本展は、このような現状を鑑み、感性や五感へ訴えかけるような、入浴の可能性を呼び起こすことを試みる。

 
日本の伝統的な素材、檜を扱う浴槽専門メーカーの檜創建と、日本を代表するデザイナー川上元美氏、水廻り金物を扱うリラインスがコラボレーションし、お風呂の新しいスタイル・価値観を提案する。




会場内は檜の心地よい香りに包まれていた。

▲浴槽の断面図。加工が施されていることがわかる。




▲本展の監修を務めたデザイナーの川上元美氏。

▲檜創建 代表取締役社長の小栗幹大氏。



ta yu tau“檜”と“お風呂”の可能性 展
6/2(火)~6/14(日)11001900
月曜定休 入場無料(最終日は1600まで)

arflex「2015年新製品発表」

恵比寿にあるアルフレックスショップ東京にて新製品展示会が開催された(6/4-5)。
アルフレックスでは、その時代のライフスタイルにあわせてテーマ設定を更新しながら展示会を行っており、今回のテーマは「Multiple Style」で、よりクオリティと本質が求められる時代に、幅広い表現力を備えたソファと、多様なスタイルを提案する。
新商品の中からいくつかを紹介。

「Multiple Style」を象徴する、ソファ<グラン>
今までにはないラウンド型のユニットソファが登場。24種類のユニット構成ができる。
またクッション部は、マイクロファイバーを使用し、ファブリックでも革でも柔らかく快適な座り心地を実現している。
パーソナルソファ<モニカ>
曲線・曲面で構成されたゆったりと座れるパーソナルソファ。
ダイニングセットのテーブル<ボルド>とチェア<アルカ>
シンプルなダイニングセットのチェア<アルカ>は無垢材を三次元的に掘り出した端正なフォルムが特徴。
新製品とあわせて、新革3種27色・新生地5柄16色を投入。
その他、取り扱いブランドの〈Riva 1920〉や〈GLAS ITALIA〉、6月から新たに取扱いを開始した曲げ木家具の世界的ブランド〈GTV〉の商品も。
他、新商品展示は大阪・名古屋にても開催予定。詳細はホームページより。