2017年5月30日火曜日

アスプルンド単独展示会「ASPLUND CONTRACT EXHIBITION 2017」

5月24日・25日の2日間にわたって、赤坂プリンス クラシックハウスにてアスプルンドの単独展示会が開催された。
アスプルンドの世界観と会場であるクラシックハウスとの雰囲気が見事にマッチし、色とりどりの家具や小物が訪れた人々を優雅で贅沢なひと時に誘った。
▲まるで宝物庫のような室内には、アスプルンドオリジナルの照明がズラリ
▲背もたれの編み方にもこだわりが光る
▲手前にあるテーブルの脚は木の根をアレンジしたもの
▲ブラウンが中心だったHALOのチェアに、今回はホワイトもお目見え

中庭に向かうとそこにはアウトドアファニチャーが。流行は今期も引き続き「ボヘミアン」や「ボタニカル」。麻やロープなどの素材感が伝わる製品が多く見受けられた。
本展示会のシグネチャーアイテムともいえる「カマクラ」は、照明のカサからヒントを得て開発されたそう。従来のテントとはまた一味違った、グランピングの新たな形を提案してくれそうだ。
 ▲emuが日本向けに開発したというコンパクトなサイズ感の折りたたみチェア
 ▲こちらはロッキングチェア。背もたれは流行のロープであしらわれている
▲インドネシアの職人が手仕事で仕上げているからこそ、
ひとつひとつに異なる表情が生まれる
会場となった「赤坂プリンス クラシックハウス」は、赤プリ旧館の名で親しまれてきた歴史のある邸宅。1930年に歴史と文化が交差する紀尾井町に宮内省内匠寮、歴史と文化が交差する紀尾井町に宮内省内匠寮の職人の手により建設され、尖塔アーチが特徴的なチューダー様式のこの館は 2011年、東京都指定有形文化財に指定された。館内に施された数々の装飾は今もなお訪れる人々を魅了し続けている。





アスプルンド

2017年5月22日月曜日

マリスト新商品発表会「Maristo Collection 2017」

六本木にショールームを構えるアベルコのオリジナルブランド・Maristoの新商品発表会「Maristo Collection 2017」へ。
葉をイメージしたつややかなガラスと、落ち着きのある大理石を貼り上げたモザイクタイル「Leaf Glass(リーフガラス)」や、クオーツサイトをベースにし、色ごとに山・湖・砂浜という自然の要素をプラスした床タイル「Inner(インナー)」や、テキスタイルモチーフのアクセントも取り揃えた、ヴィンテージテイストの200×100角の内装壁タイル「May(メイ)」などの新商品をみることが出来る。あわせて新カタログも発刊。
東京での開催は終了したが、大阪(5/24~26)・名古屋(6/8,9)・福岡(6/15,16)にて開催。詳細はHPにて。

2017年5月19日金曜日

リグナテラス東京にてナガノインテリア展 開催中

世界中の上質な家具インテリアをセレクト販売するリグナのショールーム、リグナテラス東京にて、ナガノインテリア展が開催中。
ナガノインテリアは1946年に福岡で箪笥製造から始まった、創業70年を誇る老舗家具メーカー。現在では国内最大規模の木工工場を持ち、製材から加工まで一貫して生産している。日々の生活にそっと長く寄り添い、暮らしと共に歴史や思い出を刻んでいく無垢材をふんだんに使った高級感のある家具がそろう。国産ならではの細やかなオーダー対応や飽きのこないデザインに加え、5年間の品質保証や柔軟な修理対応など、永く安心して使えるサポート体制も強みのひとつだ。
永く愛着を持てる家具との出逢いを提案するナガノインテリアの魅力を、リグナでは昨年に引き続き、今年も新しいラインナップでご紹介。ダイニング、リビングを中心に通常展示のない商品を多数展開している。この機会にぜひ、ナガノインテリアのあたたかみ溢れる家具に触れてみては?
会期は5月21日(日)までだが、以降もナガノインテリアの製品は継続して取り扱いがあるとのこと。





住  所:東京都中央区新川1-9-3 リグナテラス東京
営業時間:11:00~20:00
定 休 日 :木曜(祝日の場合は営業)
電話番号:03-6222-0760

マザーリーフ 横浜スカイビル店がリニューアル

摘みたての紅茶とスイーツが楽しめる「マザーリーフ」の横浜スカイビル店が4/28にリニューアルオープン。
1999 年 3 月に東銀座に 1 号店をオープンしたマザーリーフは、当時嗜好品であった紅茶を生活の一部にしてもらえたら…とカフェの先駆け的存在として登場。安心で健康にも配慮したメニューと、くつろぎの時間、空間を提供するというコンセプトの下、紅茶専門家の磯淵 猛 氏が厳選したスリランカ茶園直送の本格紅茶を提供している。
今回は駅直結の横浜スカイビル店がリニューアル。
店内は上質さとフランスの田舎にある小さなホテルようなあたたかみの感じられるシャビスティックさを意識した内装で統一されており、ナチュラル素材のテーブルやカラフルな生地のチェア、やわらかな光の照明が、くつろぎの空間を演出する。
リニューアルに当たり、今回の内装を手掛けたアルト・カンポ 代表の高畑氏が特にこだわったのはイメージカラーだ。客層のほとんどが女性であるという観点から、従来のモスグリーンから、やわらかいグリーンへと一新したのだそう。

下記写真と品番はアスプルンドの製品。
CAVALLO CHAIR
テーブル脚:RGT-80L LEG WH
ペイトンシャンデリア(※カサのカラーはカスタム) 
SANTORINI SQUARE TABLE-GG
SANTORINI SIDE CHAIR-GG

テラス席も20席用意されており、海から抜けてくる風が心地よく感じられそうだ。





マザーリーフ 横浜スカイビル店
住所:〒220-0011
神奈川県横浜市西区高島2-19-12 スカイビル2階
電話番号:045(440)1233
営業時間:11:00~22:00(21:30LO)
定休日:不定休(丸井の定休日に準ずる)
http://www.motherleaf.jp/

長谷萬カスタムホームズ「木育の家」見学会

東京都新宿区で長谷萬カスタムホームズによる「木育の家」の見学会が開催された。 長谷萬(東京都、長谷川健治社長)は、以前より“木育活動”の推進に力を注いでいる。同社の具体的な活動については同社HP(http://www.haseman.co.jp/c_mokuiku/pushing.html)を参照のこと。

今回見学した「木育の家」はCLTと木造軸組工法をハイブリッド化したもので、16年度のCLTを活用した建築物の実証事業の補助を受けて建設された。
本物件の特徴としては、長谷萬のこだわりで、できる限りムク、無塗装で国産材をいたるところに使用している点だ。特にキッチン、ダイニングの床には、群馬県上野村産の栗材を使用している。

また「およそ1世紀にわたって長谷萬グループが蓄積してきた 『木のノウハウや最新技術』を結集して造りあげました。」とのこと。

1階階段部
可能な限り木を使用した階段部

室内は窓枠にいたるまで、木を使用している
・ぬくもり杉床
床全面に厚さ3cmもある国産杉のムク材フローリング「ぬくもり床」を用いている
さらに木の効果を十分に享受できるよう無塗装にこだわっている
・ブレットシュタッペル
ブレットシュタッペルという技術を使用した棚

ブレットシュタッペルは、手工業的な手法により釘やダボで木の板を積層した構造用面材
・室内CLT
CLTの壁が、独特の雰囲気と空間の面白みを生み出している
CLTを空調設備として利用した世界初の取り組み
空調機から取り込まれた空気が珪藻石フィルターと
CLT内気質ダクトを通り清浄され、調湿もされる仕組み


・ダイニング

群馬県上野村産の栗材を使用した床
・木育広場
工場からのリサイクル材を活用し、釘を使わずに制作された遊具と家具
木でできていることにより部屋全体の印象も温もりを感じる


こちらもブレットシュタッペルという技術を用いて制作されている















・ぬくもり塗壁
木以外の部分の壁、天井には自然素材「ぬくもり塗壁」を使用
・「ぬくもり塗壁」とは、長谷萬カスタムホームズが推奨する100%天然素材で作られた塗壁材。  湿気の調整機能がある珪藻土・建物の耐久性を高める漆喰・臭いや有害物質を吸収分解する天然沸石・火山灰を加工した断熱ビーズの4つの自然素材からできている。

・木質ファサード
外壁の木材には、液体ガラス塗料を使用
自然素材である木の良さ活かしながら耐久性、防水性、防火性の向上を実現

『木育の家』では多くの良質な国産木材を構造に使用。全体で97㎡近くの木材使用量の約71%にあたる69㎡もの国産木材を使用。
木質化、木造化が求められている現代の建築。その1つのカタチとして長谷萬のおこなう取り組みに、今後も注目していきたい。


最後に現在、同社と木育活動を一緒に展開している東京おもちゃ美術館の「森のおもちゃ美術館」が新宿御苑で開催中。
青空の下、新宿御苑の自然を活かして、
子どもたちが芝生の上で「見て、触れて、つくって」という親子向けのイベントで、同社も「木と自然素材の塗壁体験」で出展中。
詳しい情報は以下を参照のこと。
HP
ご案内:http://goodtoy.org/ttm/lohasmori/info.html
場所:新宿御苑
期間:519日(金)~521日(日)
時間:9時~16

【『木育の家』の木材使用数量】

部材名
木材使用量
国産材使用量
使用部位
1
軸組構造材(基準4)
30
8
土台()、柱()、梁(RW集成材、米松KD)
2
CLT
27
27
(150mm)25.5㎥、階段踏板(90mm)1.5
3
羽柄材
14
10
間柱(KD)、野縁(赤松KD)
4
合板
21
19
(24mm)、野地(24mm)、通気野地(12mm)、壁(12mm)
5
内装フローリング
5
5
(30mm)4.7㎥、クリ(15mm)0.3

合計
97
69
国産材使用率71%

・建物概要

工事名: 加賀町 木育の家新築工事
建築場所: 東京都新宿区
建築敷地: 269.73
建造物: 木造3階建て 一戸建て住宅1
施工者: ()長谷萬カスタムホームズ事業本部
木材: ()長谷川萬治商店