2017年9月20日水曜日

「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン」

本日9/20より六本木・東京ミッドタウンにて、開業10周年を記念したイベント「ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 2017 in 東京ミッドタウン」が開催中。
アーク・ノヴァは、伝統あるスイスの音楽祭・ルツェルン・フェスティバルと日本で海外オーケストラの招聘などを行う音楽事務所・KAJIMOTOが、東日本大震災の復興支援のために発案し、建築家の磯崎新氏と英国人彫刻家のアニッシュ・カプーア氏によってデザインされた、高さ18m・幅30m・奥行36mの巨大な移動式コンサートホール(収容人数:494名)。 塩化ビニールでコーティングされたポリエステル製の膜が1時間ほどの送風でドーム状に膨らみ、折り畳んでトラックで輸送できるように設計されている空気膜構造の建築。空気膜構造の外皮は輸送に適した軽量性を持った素材であり、同時に自由な形状をとることができ、ステージや客席などのホールの構成要素は輸送・再設営に配慮した規格で構成されている。2013年から2015年にかけて、松島、仙台、福島の3か所で展示され、コンサートやワークショップなどが行われた。
東京ミッドタウンはこの取り組みに賛同し、9/19~10/4までの間、東京で初めてアーク・ノヴァを展示し、各種イベントを行う。
※写真は9/19に行われたオープニングレセプションの様子で、関係者によるテープカットやミニコンサートも行われた。
発起人:ミヒャエル・ヘフリガー(ルツェルン・フェスティバル芸術総監督)
    梶本眞秀(ARKNOVA実行委員会実行委員長/KAJIMOTO代表取締役社長)
基本構想・デザイン:アニッシュ・カプーア(彫刻家)/磯崎新(建築家)
建築設計:イソザキ・アオキアンドアソシエイツ
企画制作:KAJIMOTO(2013~15年実施時)

東京ミッドタウンの芝生広場に隣接する21_21 DESIGN SIGHTでは、アーク・ノヴァの模型や映像を含め、既存の表現方法の垣根を超えた作品群を紹介する「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」も10/1まで開催している。

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