2018年3月16日金曜日

Molteni&C NEW MODEL EXHIBITION

2月22日、Molteni&Cの新作展示会へ。本展では、昨年のミラノサローネでもひときわ注目を集めた製品の中から選りすぐりの14点を展示している。
▲ショールーム内観

1934年にイタリアで創業したモルテーニは、収納を中心とした最高峰の技術をベースに、リビング・ダイニング・ ベッドルーム・収納まですべてを提供する世界屈指の総合家具ブランド。2016年よりクリエイティブディレクターを務める、ベルギー人建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンによるデザインディレクションで、世界40店舗のフラッグシップショップをはじめ、80か国・800以上のディストリビューターにより世界的に展開している。
本展の会場となったのは南青山にあるショールーム〈Molteni&C TOKYO〉。モルテーニの代名詞であるシステム収納でシーンをゆるやかに区切りながら、2フロアで構成されている。機能性とグレード感を兼ね備えた、他にはないハイクオリティな空間を作り上げられた館内では、幅広いアイテムをそろえる総合家具ブランドである強みを活かし、リビングからダイニング、ナイトエリアまで、モルテーニらしい機能美の追求された家具で住まいのすべてを提案している。
高さ7mの木の装飾壁「Wooden Wall(ウッドゥン ウォール)」が印象的
デザイナーのパトリシア・ウルキオラが京都の光明院を訪れた際、
丸窓から見た美しい庭園からヒントを得たそう

また、モルテーニ東京の2階は最上のくつろぎを具現化した予約制のショールーム〈Molteni&C HOME〉となっている。HOMEの名が示す通り、B1F、1Fとは趣を異にする邸宅のような空間だ。窓外に美しい緑を臨むダイニングとリビング、最新のキッチンも備えている。建材からカーテン、照明、オブジェに至るまでクリエイティブ・ディレクターであるヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン自らが監修しており、室内のあらゆるディティールから、研ぎ澄まされた彼の美意識を感じとることができる。
 ▲GLISS MASTER グリス マスター
Design : Vincent Van Duysen / ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン

フレキシブルなワードローブシステムGLISS MASTERが最新の技術を取り入れ進化。内部の仕切り板を排した新たな仕様により、明るく開放的な収納スペースを確保している。開けても閉じても美しいガラス扉とあわせて、バッグなどの小物をアート作品のように引き立たせている。豊富なドアタイプと仕上げ材、棚板、シューズラック、ハンガーなど、大切なものを美しく収納するための機能がさらに充実し、30mmの支柱構造と透明ガラスを用いたサイドフレームや棚板、バックパネルにより、圧迫感無く空間を間仕切りながら、⾼級感漂うショーケースに。透明ガラスを用いた棚板にはLED照明をつけることも可能。ガラス仕上げのサイドパネルにより空間を程よくさえぎりながらも、圧迫感のない佇まいに。新しく追加された「グラスドア」は独自の機構により180度の開閉でき、開いた時もフラットで美しい表情をキープ。ソフトクロージング機能も備えている。さらに、新しいドアタイプや外装・内装仕上げ、充実のアクセサリーが揃い、より一層ラグジュアリーで演出力の高い収納が可能に。
 ▲TEOREMA    Design : Ron Gilad / ロン・ジラッド 

ロン・ジラッド デザインの輪郭線のみで構成するGRADOに対し、「面」で作られたTEOREMA。コーナーには45度の角度がついている。ピタゴラスの定理(Pythagorean Theorem)-直角三角形の3辺の長さの関係を表す等式- から名づけられたそう。1枚の板にレーザーカットを施し、折り紙のように曲げるフォールディング技術で、木目が途切れず美しい。高さの異なるオープンユニットとドロワーを積み上げ、ナイトテーブルやリビングチェストなど様々な用途に使用することができる。 木質はアメリカンウォールナットとユーカリの2種から選択可能。 
▲SLOANE スローン Design : MDT/ モルテーニ デザイン チーム と
BELSIZE ベルサイズ Design : Rodolfo Dordoni / ロドルフォ・ドルドー二

スローンは、個々の家具がその美しさを生かしながらも空間の統一感を保ち、豊かに響きあう――そんなトータルコーディネートのためにデザインされたソファ。なめらかなフォルムは置かれる向きを選ばず、造形的な主張をなくすことでその素材感を一層引き立たせている。 レザーやファブリックの質感が、サイドテーブルの木質や石などのマテリアルと完璧な調和を奏でるよう計算されている。 ユニットバリエーションがあり、自由なレイアウトが可能。シートクッション、シートバック クッションには羽毛がたっぷりと使用され、ふっくらとボリューム感のある佇まいだ。ベルサイズは、3本の脚部に図形を載せたような印象の、絶妙な均衡を感じるリビングテーブル。高さは2種類で、どちらもSLOANEソファと完璧な コーディネートができるよう設計されている。ハイタイプはマルチテーブルとしてラウンジスペースでも使用が可能だ。
▲MAYFAIR dining table メイフェア 
Design : Rodolfo Dordoni / ロドルフォ・ドルドー二 

いかなるラグジュアリー空間にも見劣りしない品格をたたえながら、大地のような穏やかさと包容力を持つダイニングテーブル。向きを違えて配された台形の脚部は大理石またはグロッシーラッカーから選択でき、マテリアルの持ち味を圧巻のボリュームで生かすことができる。天板はユーカリ材または透け感のあるグレーガラス。悠然と佇む脚部と薄く仕上げた天板の対比により、モダ ンな印象に仕上げられている。 


なお、本展をもって国内発表された製品はすべて、同時に発売も開始されている。





MOLTENI&C TOKYO / モルテーニ東京
所 在 地 :東京都港区南青山6-4-6 Almost Blue B棟1F
電話番号:03-3400-3322
営業時間:11:00~19:00
定 休 日 :水曜・祝日
www.molteni.jp

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