2018年4月20日金曜日

スキーマ建築計画「ドシー五反田(℃五反田)」内覧会

五反田に4/20(金)よりオープンするカプセルホテル「ドシー五反田(℃五反田)」の内覧会へ。「ドシー」は、トランジットサービスを提供するナインアワーズの新しいサービスで、独自のサウナと睡眠に特化した施設。元々カプセルホテルだった建物のリノベーションで、設計をスキーマ建築計画、サイン&グラフィックデザインを廣村デザイン事務所が手がけ、アドバイザーとして柴田文江氏を起用している。12月にオープンした恵比寿に続き、2店舗目。
従来のカプセルユニットを活かしてリユースし、そこに独自のサウナサービスであるロウリュとウォームピラー(冷水)を加え、新たな空間をデザインした。サウナのみでも、カプセルホテルで1時間~の仮眠、宿泊での利用もできる。
1F レセプションスペース
海外からの利用者も考慮して、大型スーツケースを収納できるスペースも設けている。
恵比寿に続き「ドシー」のコンセプトカラーであるベージュと赤錆色を採用。
前回は浴室まわりにFRPを使用したが、今回はベージュレンガ・釉薬レンガ・ガラスの組み合わせで構成をしている。レンガは、水場で使っても問題のない頑丈なものを使用。

B1F サウナスペース
本場フィンランドに倣い、室温は高めの90度前後に管理、熱したサウナストーンに客自身がミント水をかけてじんわりと蒸気浴を楽しむ“ロウリュ”を体験できる。クールダウンには水風呂ではなく、体に沿って静かに流れる水流に包まれるような浴び心地が特徴のTOTOのウォームピラーを4段階の水温で用意。またサウナスペースから1Fに続く階段で出られる、外気浴エリアも設けている(“外で涼む”というのもフィンランド流。現地だと路上にタオル1枚姿で涼んでいる様子が普通に見られるようだが、ここではさすがに目隠しはされている。)
2~6F カプセルスペース
7F ラウンジ
宿泊者は、ここで休憩することができる(電源完備、1Fで飲み物のみ販売)。
男女利用可能な恵比寿と異なり、男子専用となる五反田。従来店舗の仕上げをそぎ落とし、むき出しのままの状態にするという大胆な提案で、保健所の確認検査の際には“完成前に呼ばないでください”と言われるほどの荒々しいデザイン。
担当者も“やりすぎじゃないか?”と心配したようだが、荒々しい壁面にポップなサインが入ったり、レンガが入ることで空間が引き締められているようにも思う。

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